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薬の種類と用法

●鎮痛剤
腰椎椎間板ヘルニアの強い痛みに対しては、非ステロイド消炎鎮痛剤を使います。以前は痛み止めといえばアスピリンが代表でしたが、今はいろいろな薬が開発されています。しかし非ステロイド消炎鎮痛剤は、胃の粘膜に障害を起し、胃の不快感や腹痛、吐き気、胸やけなどの症状が出ることがあります。このような胃腸障害を防ぐために、食事直後に服用し、胃粘膜保護剤を同時に服用するなどの方法をとります。

また最近では、胃腸障害を起こさず体内に入ってから効き目を出す非ステロイド消炎鎮痛剤や、炎症のある場所で痛み止めの効果を発揮する薬も開発されています。腰椎椎間板ヘルニアにともなって起こる脊柱筋の緊張をとるために、筋弛緩剤を使うこともあります。

また、腰椎椎間板ヘルニアの痛みを起こしている病変部の血流をよくして新陳代謝をうながすために血流改善剤を、腰椎椎間板ヘルニアの障害のある神経の代謝をうながすために、ビタミン剤を使うこともあります。

これまで市販剤の大多数を占めていたカプセルや錠剤は、胃から吸収されるものでしたが、最近は胃の障害を防ぐために、胃を素通りして腸の粘膜から吸収される腸溶剤や、薬剤の効果が持続する徐放剤、身体の中で活性化して作用を発揮するプ薬が開発され、目的に応じて使われるようになりました。

●坐剤
肛門周辺の粘膜から吸収される坐剤は、門脈を経由しないで下大動脈を経て全身に行きわたるので肝障害や胃腸障害が少なく、長期間服用しなければならないときに適しています。また、最近では吸収速度も調節できるようになりました。

●経皮吸収剤
局所の皮膚を通して吸収される経皮吸収剤には、軟膏、液剤、姑付剤などがあり、皮膚から直接浸透して筋肉や筋膜、靭帯、関節などに作用します。経皮吸収剤は副作用が少ないので高齢者にも安心して使用でき、経口剤を減量できる利点もあります。においのないものも出ています。

このように、腰椎椎間板ヘルニアに使われる痛み止めは様々あり、薬である以上副作用は考えなければいけませんがそれでも、以前よりは副作用が緩和されるようになり、腰椎椎間板ヘルニアの痛みを和らげる役目を負っています。