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すべり症・分離症

手術の必要性

すべり症は、骨が弱かったり、骨に異常があった場合などの先天性のものや、成長期である小中学生のときの激しいスポーツ活動によって負荷が発生し、その負荷が許容量を超えたときに疲労骨折として発生する後天性のもの、という二通りの原因が考えられています。


医師にすべり症と診断された場合には、コルセットの着用や筋トレなどを行うリハビリを主として行なっていきます。その中でも、筋トレは腰をサポートする筋肉を鍛えることを目的としているため、すべり症の治療では特に重要となります。

これらを適切に行うことで、多くの場合痛みを軽減することができます。しかし、症状がひどい場合などには、手術が行われることもあります。

手術は、分離した骨を固定具で固定することで修復を行い、元通りにすることを目的として行われます。規模の大きいものとなるため、どうしても切開部が大きくなってしまい、結果として長期間のリハビリが必須となります。

しかし、多くの場合、実は痛みというのは骨がすべったことが直接の原因ではなく、すべった骨がその付近の神経根を刺激することが原因となって発生します。

そのためすべり症に対しては、大きな規模の手術は必ずしも必要というわけではなく、神経根を刺激している骨を部分的に切除することで、神経根への刺激を無くしさえすれば、すべり症の痛みは低減することが可能なのです。

その場合ですと、切開部は大きくなることはなく、小さな切開で済ませることができるため、患者さんへの負担も軽くなりますし、リハビリ期間の短縮にもつながります。

しかし、手術を行うのはすべり症患者のうち約2~3割の、かなり痛みが激しい場合に限ります。やはり、どうしても体への負担は避けられませんからね。その場合は、痛みをうまくコントロールする方向で治療を行なっていくことになるでしょう。